春のお彼岸の「中日」(ちゅうにち)=春分の日に法要を厳修。終了後参列者のみなさまと共にイベントを開催。昨年はフルートと琴のアンサンブルの演奏会。「ふるさと」を東日本大震災の被災者への想いをこめて約100名の参加者と共に合唱しました。
禅宗の祈祷の法要。約10人の僧侶により600巻の大般若経を転読。各願主家の名前入りの祈祷札をお渡しします。
大般若経600巻は中国唐の時代玄奘三蔵により中国語=漢字に翻訳された、大乗仏教随一の経典。般若心経はこの経のエッセンスを集めたもの。
禅宗はお盆を大切にする教団です。仏壇の前に霊膳とキューリの馬、ナスの牛をつくりお供えするのも霊魂が8月13日~15日に帰ってくると信じるからです。迎え火、送り火をしてお接待をするという「お盆」の美しき日本仏教の伝統を大切にしたいものです。
施食会は以前は施餓鬼と呼ばれていました。
お寺の本堂に施餓鬼壇をつくり、壇の中央には飯を鉢にうず高く盛り、その前に浄水をたたえた鉢を配して香をたむけます。これらは地獄に落ちて飢えと渇きに苦しんでいる精霊に対し、施し供養するという意味を持っています。南昌寺では初盆の方々を中心に8月18日に供養の法要を行っています。毎年150名近くのおまいりがあります。